NEO CLASSIC ATOM

Frame specification

3-2.5スパイラルチューブ・キャリパーモデル

  • Ti-6Al-4V ワンピース ヘッド・シートトップ・リアエンド
  • Ti-3Al-2.5V Φ31.8スパイラル シートチューブ
  • Ti-3Al-2.5V Φ34.9スパイラル ダウンチューブ
  • Ti-3Al-2.5V シームレス トップチューブ・シートステー
  • Ti-3Al-2.5V スパイラル チェンステー(R)・シームレス チェンステー(L)
  • Ti-6Al-4V ボトムブラケットBSA
  • シートポスト Φ27.2/li>
  • Tiシートクランプ
  • 3K Woven カーボンフォーク 1-1/8"ストレートコラム
  • 重量:フレーム 1190g(※47cm) / フォーク 330g

Technology

Neo Classic ATOMは伝統的な金属フレームの規格を踏襲しながら先進の加工技術を駆使したチタン合金で製作されています。
発明されてから130年以上経過してもなお主流であり続けるダイヤモンド型フレームを更に昇華させるべく開発されました。

ATOMはスリムなチューブによる構成でシャープなシルエットを醸し出しています。
チタン合金の持つ高弾性特性を引き出し、ケイデンスの上げやすさと路面への優れたトレーサビリティによる乗り心地の良さに重きを置いた設計となっています。

One-Piece 6-4 Titanium Lugs

Neo Classic ATOMの6-4チタン製ラグは極薄肉で高い耐衝撃強度が要求されるゴルフクラブのドライバーヘッドにも使用される精密鋳造技術で製作されています。
ヘッドチューブとBBシェル内面は高精度で仕上げられ回転部の滑らかさと耐久性を高めています。

Slipless Processing

シートラグ内面はマシニングによりスリップレス加工が施されカーボンシートポストとの組み合わせでも確実な固定力を発揮します。

Titanium Spilar Tubing

Neo Classic Atomの高反発力と制振性を司る革新のチューブ。
チタンの薄肉シート(0.8mm)を螺旋状に成形して精密溶接で造管。
大きな捻じりと曲げ応力を受けるダウンチューブ、シートチューブ、右側チェンステーに使用しています。

注)6-4スパイラルチタンチューブは薄肉化するために表層が研磨され熔接痕は視認できません。

2010年度グッドデザイン賞を受賞

高強度ゆえに引抜加工で造管が不可能である6-4チタンで高張力1300Mpaのスーパーチューブ。
素材加工技術デザインとして、その独創性と発展性が評価されて2010年度日本グッドデザイン賞を受賞。

Smooth & Full Penetration Welding

一般的なビード溶接では接合部内部にチューブの端面が残ることで欠陥が生じるリスクがあります。
T&Kではチューブ端面を残さない完全貫通溶接を行うことで溶接部の信頼性を高めています。
熟練工の手により溶接部分の全てに施され応力分散を考慮したスムースで美しい局面を持つフィレット形状に仕上げています。

チタン製内蔵ケーブルエントランスはフレーム外観との親和性を維持するために熟練工の手により一つ一つスムーズ溶接されます。
使用パーツに対応したエントランスの数量や位置変更などのカスタマイズにも対応しています。

Geometry

Neo Cozmaのジオメトリーはアジアンライダー向けにデザインされたコンパクトなショートヘッドとセミホリゾンタルトップチューブを基本に構成されています。
ロングフォークコラムと組み合わせることで欧米ライダーを基準にしている海外ブランド車のジオメトリーと比較してより幅広いポジションセッティングが可能となるように考慮されています。
タイヤクリアランスを拡張して28cタイヤに対応したWideバージョンも選択できます。

Geometry By ModelRoad Caliper
Max Tire width 700x25C
FRAME SIZESML
Ⓐ Seat tube length 470490520
Ⓑ Effective Top tube 506524539
Ⓒ Head tube length 105120135
Ⓓ Head tube angle 70.5°71.5°72°
Ⓔ Seat tube angle 74.5°74°73.5°
Ⓕ Chainstay length 405405405
Ⓖ Wheel base 966971978
Ⓗ Stack height 499495532
Ⓘ Reach 368376382
Ⓙ BB drop 686868
Ⓚ Front center 570574587

Finishing

Raw Finishing

フレームの生地を物理的研磨方法により仕上げています。
塩水に浸しても錆びない優れた耐食性を持つチタンならではの表面処理です。

Mirro Finish【ミラーフィニッシュ】

チタンに可能な最上級の鏡面仕上げをフレームの隅々まで施した逸品。
貴金属特有の柔和な輝きを纏います。
研磨作業にはのべ3週間近くの作業工程を要します。

Matt Finish【マットフィニッシュ】

高速ショットピーニング加工により応力を除去してさらなる耐久力と強度をチタンに与える表面処理です。
渋く落ち着いたグレーカラーの硬貨層が変形を抑制して剛性感は高くなります。

Burnish Finish【バーニシュフィニッシュ】

ワイヤーブラシによって丁寧に研磨した表面処理です。
スペースシップを彷彿させるようなチタン特有の金属質感が表れる最も地金色に近いしあげです

※ Spiral Tubing

フレームチュービングの選択において6-4チタンと3-2.5チタンではダウンチューブとシートチューブの外観に明確な違いがあります。
3-2.5チタンではチタン表面にスパイラル状熔接痕が視認できますが、6-4チタンではチューブを肉薄化するために研磨され熔接痕は視認できません。
但し、いずれのモデルも右チェンステーは3-2.5チタン合金製スパイラルチューブが使用されていますので熔接痕は視認できます。